スカウト活動のご紹介

2021年

10月

27日

令和3年度第2回スカウトセミナー開催報告

令和3年度第2回スカウトセミナーが10月17日、登米市迫公民館にて開催され、主任講師は日本連盟リーダートレーナーの小堤泰氏が務めました。参加者は11名で修了者は8名。今回は一般参加者が6名と多く、ボーイスカウト運動の概要や方法を学びました。

2021年

7月

22日

東仙台小学校防災訓練報告

 612日は「みやぎ県防災の日」です。昭和53年に発生した宮城県沖地震の災害経験を教訓に、今後も起こり得る大規模地震・津波等に備える為毎年県内各所で防災訓練が行われております。

 仙台市立東仙台小学校でも、防災訓練を実施しております。子供たちは外部の講師と一緒に防災に関連した内容を勉強しています。ボーイスカウト仙台第37団とガールスカウト宮城第4団は、ロープワークの講師として今年で3年目の授業実施になりました。

 今回、授業を受けてくれたのは3年生3クラス87名の子供たちです。

 授業では、止め結び、蝶結びについて使用例等を紹介しながら教えました。

 蝶結びは、剣道の面や胴の紐を結ぶ時に使い、プレゼントの包装の際に使うリボン結びと同じという話をしました。

 止め結びは人命救助の時に使う場合もあり、5年生の時に家庭科で勉強する裁縫の玉結びと同じだということを話すと子供たちは興味を持っている様子でした。

その止め結びを12個も結んだ子供がいました。

 その粘り強さに感動し、止め結びをどれだけ早く多く結べるか競争することを子供たちに提案し、私が「連続止め結び」で止め結びを結ぼうとすると「やり方が違う」と声が上がり、「教えてよ。教えてよ」と聞きに来たので連続止め結びを教えました。

  すると、「ロープは魔法みたい」という感性あふれる感想が出て、連続止め結びを見た子供たちの目は輝いていました。そして、子供たちの成長の早さは驚きで連続止め結びを覚え、再競争すると私を超える速さと正確さで連続止め結びをしていました。

 次に、蝶結びは子供が持参した紐靴を使用して行いました。最初にロープで形を覚えてもらい、実際に紐靴で結んだところ、直ぐ覚えることができました。

中学生になると上靴は紐靴という話を後から聞きました。その紐靴に慣れる準備が出来たと感じています。

 結びが出来た子供から、「友達に教えて良い?」という言葉を聞き、興味関心を持って授業を受けていると手応えを感じました。

 また、子供たちから次のような感想がありました。

・初めてロープを触ったけど、結びが出来た時はうれしい気持ちになった。

・今日覚えた事を弟や妹に教えたい。

 ・蝶結びが自分たちの生活に使われている事が知れてよかった。

 授業の最後に、ボーイスカウトのパンフレットを全員に渡しました。パンフレットの中には手旗信号のイラストが記載されており、この手旗信号に子供たちは興味を持っていた様子でしたので、手旗信号で「ア・イ・ウ・エ・オ」を発信しました。すると、「手旗って体でカタカナを作るんだね」という言葉が返ってきて、子供たちはよく観察していると感じました。

  授業が終わり廊下で「ありがとう」という言葉を書いたメモをいただきました。このメモには子供たちの想いが溢れており私は涙を堪えていました。

  子供たちの「ありがとう」に応える為、防災に関連した内容の技能習得を続けます。

 

2020年

11月

09日

仙台第37団活動紹介~東仙台小学校の防災訓練参加~

 1923年9月1日190万人が被災した関東大震災が発生した事と8月9月は台風上陸件数が多いという事から9月上旬に各学校や地域の子供会等で防災訓練が実施されます。

 今回紹介する仙台市立東仙台小学校も防災訓練を行っており、その訓練では各学年で外部の講師を招き防災関連の授業を展開しています。校長先生から「是非子供達にロープワークを教えて欲しい」と37団に依頼があり、その縁で去年も含め、2回防災訓練に参加してます。訓練はスカウト、指導者及びガールスカウト宮城第4団と合同で参加しました。

 今回は3年生(1組36名,2組35名)を対象として「ちょう結び」「本結び」「もやい結び」の3種類を練習しました。子供達に興味を持たせる為、結び使用例も紹介しました。本結びは剣道の袴や柔道の帯を結ぶ際に使い、もやい結びは、ロープ同士を繋ぐ時に自衛隊の人達は使う等、使用例を紹介すると子供達は興味しんしんでした。

 更に、もやい結びはKing of knot(キングオブノット)ロープ結びの王様という言葉を教えると結びが出来た子供から「もやい結びが出来たから王様になれた」と嬉しい言葉がありました。

 ここで子供達の感想を一例で紹介します。

  • ・山登りや災害があったときに人に巻き付けてはぐれないのに役立つことにびっくりした
  • ・帰ってすぐプールだったので,自分の分はもちろん,友達にも結び方を教えてあげた
  • ・家に帰って家族に教えたことで,自分ももっと上手になった
  • ・もしも津波や地震とかが起きたときに,けがをした人がいたら,教えてもらった結び方などを使って助けたい

 今回の講習では結び目が確認しやすいように登山家の人達が使う太い(径:10mm)ロープを使いましたが,もやい結びが出来た子供が10名以上いました。

 また,講習が進む中、冷や汗をかく事がありました。授業中震度3の地震があったのです。先生の指示に従い、椅子の下に直ぐ頭を隠す、子供達。その姿を見て、自分の命は自分で守るという意識の強さを感じる事が出来、感心しました。その光景を見てロープワークだけでなく、自分たちの身を守る内容を授業に取り入れて、一歩踏み込んだ防災の勉強を子供達に教えなければいけないという考えを持つきっかけになりました。

 ボーイスカウト活動ではロープワークの他に救急法や手旗信号等防災に関連した知識・技能を学ぶ事が出来ます。その知識・技能を東仙台小学校の子供に紹介しスカウト活動に興味を持ってくれる子供が出来たら、こんなに嬉しい事はありません。

 来年も校長先生から防災訓練を行う予定とお話を伺いました。校長先生のリクエストは巻き結びです。その結びを教えると共に自分たちの身を守る方法という観点で授業内容を考え子供達の要求が有った際、直ぐにでも教えらえるよう準備を進めます。

 

2019年

10月

20日

ビーバーランドとカブラリー

2019年09月01日(日)この日はビーバーランドとカブラリーを東部地区と仙台地区合同で開催しました。

4月に仙台地区のリーダーから声を掛けて頂いたのがきっかけとなりました。

今回はビーバースカウト36名、カブスカウト53名、大人も含めると合計180名以上が参加しての大きなイベントです。

場所は塩竈市浦戸諸島 野々島・寒風沢島です。貸切状態のフェリーで移動しました!

当日は天候も懸念されましたが、この日はとても良い天候に恵まれ、それまでの天候の悪さが嘘のように暑い一日となりました。

初めてフェリーに乗るスカウトもいたりしてワクワクしながら島に向かいました。途中に見かけたヨットからも手を振ってもらっていました。

ビーバーランドは野々島にて、スタンプラリーを行いました。各ポイントにある塩竈市の各キャラクターを見つけたらスタンプカードにシールが貼られ、全て揃ったら海苔がもらえます!

途中の浜で見つけたキャラクターからはおやつのゼリーももらえました。

カブラリーは寒風沢島と野々島を指令書に基づいたハイクを実施しました。方位を示すところにある史跡のところでは計測のゲームを、砲台跡にある場所ではボールを使ったゲームを行いました。

寒風沢島から渡船で野々島に渡り、浜で宝探しをして宝=冷凍ゼリーをもらいました!

今年のビーバーランド・カブラリーも、スカウトや大人も楽しく活動することが出来ました。特に他の地区のスカウトや指導者の方々とも知り合えて良かったです。

ハイクの途中で暑さにより具合が悪くなったスカウトを見て氷を用意していただいた寒風沢島の方、100人もの人を寒風沢島から野々島に渡してくれた渡船の方、塩釜からたくさんのスカウト関係者を運んでいただいた塩釜市営汽船の皆様を始めとした塩竈市・浦戸諸島関係の皆様には大変お世話になりました。子供も大人もたくさんの貴重な体験をさせていただきました。

また不十分な計画と運営を補っていただいた仙台地区リーダーの皆様のお陰で無事に活動が出来たと思います。本当にありがとうございました。これからもボーイスカウトを盛り上げていきたいと思います。

2019年

3月

26日

スカウト活動発表会

平成31324()、県連盟事務局2階会議室にてプログラム委員会主催の「スカウト活動発表会」が開催され、3名のスカウトの活動体験が話されました。

佐藤龍馬(仙台第1)さんからは「平成30年度日韓スカウト交歓計画交流プログラム」の参加報告、佐藤彩子(仙台第1)さんからは「第22回全国スカウトフォーラム」の参加報告、尾形凛太朗(仙台第28団)さんからは「第9回アジア太平洋地域スカウトユースフォーラム」派遣報告がなされ、その後意見交換が行われました。

各発表者のプレゼン能力の高さを感じながら、これからベンチャースカウト、ローバースカウトに上進するスカウトにぜひ聞かせたい内容でした。

 

今回は石巻第6団のボーイスカウト隊が発表を聞きに来ていましたが、毎年3月に開催されますので、もっと多くのスカウトや指導者に参加して頂きたいです。

過去の記事は「サイトマップ」内ブログ から見ることができます。